渦流探傷器選定ガイド│キズミハル

製造メーカーのための 「渦流探傷器」選定ガイド

製造メーカーの生産技術・品質保証・R&Dに向けた、
渦流探傷器の選定メディアです。
量産全数検査から複雑形状の見極め、試作開発・不具合解析
適した機器を厳選しました。

【検査シーン別】
渦流探傷器のおすすめ3選

3 SELECTIONS

渦流探傷器は、検査シーンを起点に絞り込めば、スペック比較に迷い込まず自社の目的に直結する1台に辿り着けます。ここでは代表的な3つの検査シーン別におすすめな機種を調査しました。

秒単位で流れる
量産部品の検査

ベアリング
シャフト・ローラー

エディーインスペクター エルエックスツー
EddyInspector LXⅡ
アクチューニACTUNI

ACTUNI
画像引用元:ACTUNI公式HP(https://www.actuni.co.jp/ndi/eddy_crnt/eddylx2.html)
寸法(mm・W×H×D)
370 × 149 × 350
JIS準拠の校正証明で
導入・監査をスムーズに

親会社への提出やPPAP等の品質監査に求められるJIS Z 2316-2準拠の校正証明書を、追加費用や別申請なしで標準添付。書類が最初から揃うため、社内説得から導入後の監査対応まで、スムーズに進められる。

高速デジタル処理×必要十分な
機能で、現場が使いこなせる

過剰スペックを省き、量産検査に必要な機能へ絞り込むことで、専門知識がなくても扱いやすい1台。そのうえ、高速デジタル処理により回転ブレや外乱ノイズを抑える機能を備え、タクトタイムが厳しい量産ラインでも安定した全数検査体制を整える。

凹凸・曲面・
段差面の検査

エンジンブロック
シリンダー・歯車類

スタトグラフ
STATOGRAPH CM+
日本フェルスター

STATOGRAPH CM+
画像引用元:フェルスター公式HP(https://www.foerstergroup.com/en/statograph-cm-cm)
寸法(mm・W×H×D)
211 × 133 × 317
複雑形状のワークでも
きずを見逃さない

凹凸・曲面・段差面でセンサーと部品の距離がブレることによるノイズを、独自の補正機能で自動補正。従来機では形状由来のノイズに埋もれていた微細なきずのみを抽出し、量産ラインでの過検知を防ぐ。

見てわかるエビデンスで
厳しい品質監査を突破

波形だけでは経験がないと判断が難しい穴・段差・曲面でのノイズがきず信号と重なりを色付き画像に変換し、加工形状はパターン認識で自動処理。視覚的なエビデンスとして記録できるため、海外OEMや親会社の厳格な品質監査にも対応できる。

R&Dでの
高度解析

試作品・不具合品
EV新規部品

エクタン
Ectane 2
エディーファイ テクノロジーズEddyfi Technologies

Eddyfi Technologies
画像引用元:ポニー工業(正規代理店)公式HP(https://www.ponyindustry.co.jp/products/65.html)
寸法(mm・W×H×D)
279 × 254 × 158.8
きず状態の可視化で
原因究明が進む

線でなぞる検査とは異なり、最大256の極小センサーを並べて面で読み取るアレイ技術を搭載。微小なクラックの形状や深さを2D/3Dのカラーマップで鮮明に可視化し、原因究明のためのエビデンスを提供する。

再解析で判定基準を
作りこめる

スキャンした膨大な生データをPCにすべて保存できるのが強み。検査後でも、PC上でしきい値や周波数を変えて再解析できる。手探りになりがちな新規部品の複雑な量産検査基準の策定において、データに基づいたルール作りを実現する。

渦流探傷器
おすすめ3選を詳しく

Detail

秒単位で流れる量産部品の検査

エディーインスペクター エルエックスツー
EddyInspector LXⅡ
アクチューニACTUNI

EddyInspector LXⅡの
検査イメージ

0:41〜検査の仕方/1:31〜検査画面 が確認できます。

EddyInspector LXⅡが秒単位で
流れる
量産部品の検査に
おすすめな理由
タクトタイムを守り量産ラインの安定稼働を実現

秒単位でワークが流れる量産ラインで厄介なのが、機械の振動やワークの回転ムラが引き起こす、誤検知やライン停止です。本機はこうした変動を単なるノイズではなく、ワークの回転状態やプローブ・ケーブルの断線を知らせるサインとして活用。

高速デジタル処理で外乱ノイズを抑え込むため、タクトタイムがシビアなラインでも、誤検知に振り回されず、安定稼働を維持できます。

JIS規格準拠の校正証明書で品質監査がスムーズ

親会社への提出や品質監査において重視される、JIS規格に準拠した校正証明書を標準添付。公的なエビデンスが製品とセットで手に入るため、後から書類を手配する手間や、監査直前に慌てる必要がありません。

非破壊検査の有識者や有資格者がいない現場であっても、外部への品質証明や監査対応の負担を軽減します。

多品種ラインでも
ミスが起きにくい

多品種混流ラインでは、品種が変わるたびに周波数やしきい値を設定し直す必要があり、設定ミスや段取り替えの遅れが現場の負担になりがちです。

本機は検査条件をオプションで100件まで保存可能(変更も可能)。品種ごとの条件を呼び出すだけで切り替えが完了し、設定ミスや属人化を抑制。高度な再解析・チューニング機能といった過剰なスペックをそぎ落とし、量産検査に必要な機能へ絞り込んでいるからこそ、非破壊検査の専門家でなくても迷わず扱え、多品種ラインでも安定した運用を支えます。

EddyInspector LXⅡを提供するACTUNIのサポート体制
ライン組み込みまで
技術スタッフが直接伴走し、
稼働を支援

検討段階でのワーク検証から、実際の搬送ラインへの組み込みまで、国内の技術スタッフが直接伴走して立ち上げを支援します。PLC等の制御機器と繋ぐ電気的な接続作業に不安がある現場であっても、豊富な外部端子を備えた組み込みやすいハード仕様と、手厚い技術サポートの両面で円滑な導入を支援。機械の納品だけで終わらせず、自動化ラインが稼働するまで現場を支えます

EddyInspector LXⅡの検査例
インライン全数きず検査
  • 業界:-
  • 対象ワーク:ベアリング
EddyInspector LXⅡスライドショー01

引用元:ACTUNI公式HP
(https://www.actuni.co.jp/ndi/application/bearing/index.html)

波形の知識がなくても
運用できる自動判定

ベアリング外輪のきず検査ラインの構成イメージです。モータで回転させながら、プローブで全周を検査します。検査後はOK品・NG品が自動で振り分けられるため、搬送から選別までを一連の工程として自動化できます。

EddyInspector LXⅡスライドショー02

引用元:ACTUNI公式HP
(https://www.actuni.co.jp/ndi/application/bearing/index.html)

良品の場合の波形

赤枠のしきい値内で一定の波形が現れます。判定結果は画面上部に「良品」「不良品」として即時表示されるため、オペレーターが波形を読み解かなくても合否を確認できます

EddyInspector LXⅡスライドショー03

引用元:ACTUNI公式HP
(https://www.actuni.co.jp/ndi/application/bearing/index.html)

小さいきずがある場合の波形

波形がしきい値を超え、乱れています。

EddyInspector LXⅡスライドショー04

引用元:ACTUNI公式HP
(https://www.actuni.co.jp/ndi/application/bearing/index.html)

大きいきずがある場合の波形

きずが大きいと、波形の乱れも大きくなります。

EddyInspector LXⅡの仕様
EddyInspector LXⅡの仕様
画像引用元:ACTUNI公式HP(https://www.actuni.co.jp/ndi/eddy_crnt/eddylx2.html)
試験周波数 2、4、8、16、32、64、128、256、512 kHz/600 kHz〜2000 kHz(100 kHzステップ)
チャンネル数 1チャンネル型/2チャンネル型
制御入力(I/O) AUTO、OPE、CLR、BAL、MASK(端子台)
制御出力(I/O) OK、NG、RDY、OPE、BAD、MARK、WDT(端子台)
寸法(mm・W×H×D) 370 × 149 × 350
重量 約 6.5 kg
電源 単相 AC100〜240 V(±10%)
EddyInspector LXⅡを提供するACTUNIの企業情報
40年の歴史と確かな技術を
持つ国内メーカー

渦流探傷器専業40年以上の実績を持つACTUNI。国産の渦流探傷器がまだ少なかった時代に、大手重工メーカーである三菱重工業との共同開発に選ばれた技術力を土台に、自動車部品向けの検査器では累計1,600台以上を納入してきました。

下請け時代から培った、個別の仕様変更にも応じる柔軟な対応力も健在。量産ラインごとの細かな要望にも応えてくれる、心強いパートナーです。

※参照元:ACTUNI公式HP(https://www.landingpage-synergy.com/7Gd3Fd8R/)2026年5月26日時点

会社名 ACTUNI株式会社
所在地 大阪府大阪市住之江区南港東8-2-25
電話番号 大阪本社:06-6612-8502
東京営業所:03-5835-3741
中部営業所:0566-63-6565
公式HP https://www.actuni.co.jp/

凹凸・曲面・段差面の検査

スタトグラフ
STATOGRAPH CM+
日本フェルスター

STATOGRAPH CM+の
検査イメージ

0:35〜検査の仕方/0:45〜検査画面 が確認できます。

STATOGRAPH CM+が凹凸・
曲面・段差面の検査に
おすすめな理由
熟練の勘に頼らず
きずを見逃さない

自動車部品など複雑な凹凸を持つワークの検査は、センサーとの距離が微妙に変わるだけで信号が乱れ、ノイズ(リフトオフ変動)がきず信号を隠してしまうことが課題となります。

STATOGRAPH CM+は、高度なデジタルフィルタとクリアランス補正機能を標準搭載しており、段差や曲面による不要な信号を効果的に除去。複雑な形状の陰に隠れがちな微細な欠陥信号だけを抽出するため、熟練者の勘に頼らず、量産ラインでも欠陥の見逃しを防ぎます。

視覚的に欠陥を特定できるマッピング機能

複雑形状のワークでは、きずが実際にどこにどれだけ広がっているのかを波形のみで正確に把握することが困難です。CM+は計測したきず信号を2次元マッピングで色分け表示するため、オペレーターが画面を見た瞬間に材料表面の状態を直感的に把握できます。

判別が難しい欠陥の特定はもちろん、品種ごとのパラメータ調整もスムーズに行えます。

タブレット端末からの
直感的なアクセス

製造現場のラインに組み込まれた状態でも、Wi-Fi接続によりタブレット端末のWebブラウザから操作や信号確認が容易に行えます。

現場のオペレーターが手元でリアルタイムにマッピング結果を確認しながら条件設定を行えるため、入り組んだ形状のワークの検査立ち上げや条件出しの作業負担を軽減します。

STATOGRAPH CM+を提供する
日本フェルスターの
サポート体制
継続的な改善に基づく品質
マネジメント

日本フェルスターは、品質マネジメントの国際規格である「ISO 9001」の認証を取得した工場で装置を製造。「信頼性・安定性・一貫性」を徹底した品質管理のもと、自動車産業をはじめとする顧客に安定した水準の検査機器を提供しています。導入後も、稼働環境の変化や要求水準の高度化に合わせて、継続的にソリューションを提供する体制を整えています。

※参照元:日本フェルスター公式HP
https://www.foerster.co.jp/index.html
2026年6月調査時点
STATOGRAPH CM+の検査例

検査例は確認できませんでした。

STATOGRAPH CM+の仕様
EddyInspector LXⅡの仕様
画像引用元:フェルスター公式HP(https://www.foerstergroup.com/en/statograph-cm-cm)
試験周波数 1、3、10、30、100、300、1,000、3,000、10,000 kHz
センサー 差動センサーまたは絶対センサー
ハイパスフィルター、ローパスフィルター 1Hz~56kHz(28段階)
インタフェース 産業用イーサネット、デジタルI/O
寸法(mm・W×H×D) 211 × 133 × 317
重量 5.5kg
電源 85~265V、47~63Hz
STATOGRAPH CM+を提供する
日本フェルスターの企業情報
探傷システムの自動化を
牽引する技術集団

渦流や磁気を用いた探傷手法を確立したフェルスターグループの日本法人です。探傷システムの自動化・省力化に向けた研究開発を軸とし、自動車業界を中心に幅広い金属部品の製造ラインで部品の品質管理に活用されています。長年の知見を活かし、金属材料の品質向上と最終製品の安全性維持に貢献しています。

会社名 日本フェルスター株式会社
所在地 東京都品川区西五反田1-29-1 コイズミビル6F
電話番号 03-6862-7451
公式HP https://www.foerster.co.jp/

R&Dでの高度解析

エクタン
Ectane 2
エディーファイテクノロジーズEddyfi Technologies

Ectane 2の検査イメージ

1:12〜検査画面 が確認できます。

Ectane 2がR&Dでの高度解析に
おすすめな理由
微細な信号も
取りこぼさない解析力

探索的な検査では、想定外の材質や形状を扱う場面も多く、装置の周波数帯域や処理速度が不足していると、ノイズに紛れた微細な信号を拾いきれず見落としてしまうことがあります。

最大周波数10MHz・最大256chの広帯域・多チャンネル処理に対応する高速CPUボードを内蔵したEctane 2なら、複雑な検査トポロジーや新しい検査手法の開発でも、詳細なデータを取りこぼさず解析できます。

渦流探傷の枠を超えて
原因特定まで踏み込める

渦流探傷を重ねる中では、渦電流だけでは原因を切り分けられない場面に直面することがあります。

Ectane 2は、ECT(渦電流探傷)をベースに、ECA(渦電流アレイ)、RFT(リモートフィールド探傷)、NFT、MFLといった電磁気検査手法にも1台で対応。対象物の材質や形状に応じて手法を使い分けられるため、装置を増やすことなく検証の幅を広げられます。

将来の検査ニーズにも
活かせる柔軟性

不良品の原因追及や新しい検査手法の検討など、状況に応じて変わる検査の目的にも対応できる柔軟性を備えています。磁気飽和プローブや回転コイル(RPC)プローブ用の電源を本体に内蔵し、外部電源なしで検査環境を構築可能。アレイのチャンネル数も購入後256chまでアップグレードできるため、将来ニーズが変わっても装置を買い替える必要はありません。

Ectane 2を提供する
Eddyfi Technologiesの
サポート体制
リモートサポートから
年次の証明書取得まで

装置内蔵のリモート支援機能で、困ったときはすぐ現地から専門スタッフにつながります。校正前でもその場で性能確認ができ、結果を年1回提出すれば正式な適合証明書を取得可能。専門知識がなくても学べる自習型トレーニングもあり、導入後の監査対応や運用に安心して臨めます。

Ectane 2の検査例
熱交換器チューブの定期検査
  • 業界:石油化学・発電など
  • 対象ワーク:熱交換器チューブ
Ectane 2スライドショー01

引用元:Eddyfi Technologies公式HP
(https://blog.eddyfi.com/en/accelerating-tubing-inspection-applications-with-an-advanced-eddyfi-solution)

波形を読み解けなくても
欠陥箇所がひと目でわかる

C-scan、波形(ストリップチャート)、リサージュ図形など、同じ信号を複数の見方で同時表示。色分けされた画像上の異常箇所を確認するだけで、欠陥の有無を判断できます。専用解析ソフト「Magnifi」により、波形理論に不慣れな担当者でも結果を読み取れます。

Ectane 2スライドショー02

引用元:Eddyfi Technologies公式HP
(https://blog.eddyfi.com/en/accelerating-tubing-inspection-applications-with-an-advanced-eddyfi-solution)

チューブ1本1本ではなく
バンドル全体の状態を一目で

数千本規模のチューブバンドルでも、色分けされたチューブシートマップで欠陥のあるチューブを一目で把握できます。専用ソフト「TubePro」により、1本ずつデータを追わなくても、バンドル全体の状態を即座に確認・報告できます。

Ectane 2の仕様
Ectane 2の仕様
※画像引用元:ポニー工業(正規代理店)公式HP(https://www.ponyindustry.co.jp/products/65.html)
試験周波数 1/3/10/30/100/300/1,000/3,000/10,000 kHz
チャンネル数 64、128、又は256
制御入力(I/O) -
制御出力(I/O) -
寸法(mm・W×H×D) 279 × 254 × 158.8
重量 バッテリーあり:6.8kg バッテリーなし:5.9kg
電源 100-240VAC,50-60Hz
Ectane 2を提供するEddyfi
Technologiesの企業情報
世界110カ国で培われた
非破壊検査の実績

Eddyfi Technologiesは、渦電流アレイ(ECA)技術を核に、複数の非破壊検査分野で実績を積んできた企業を統合しながら成長を続けてきました。現在は世界19拠点、1,000名を超える従業員体制で、航空宇宙や発電、エネルギー産業など110カ国以上の顧客に検査ソリューションを提供しており、Ectane 2もこの技術基盤の上に開発されています。

※参照元:Eddyfi Technologies公式HP(https://www.eddyfi.com/en/aboutus)2026年7月23日時点

会社名 Eddyfi Technologies ジャパンオフィス
所在地 大阪府大阪市淀川区西中島4-3-21 NLCセントラルビル904
電話番号 06-6195-4864
公式HP https://info.eddyfi.com/ja-jp/

生産ラインの全数検査に向けたモデルから、現場保守に適したポータブル機、複雑な形状を高精度に捉えるアレイ探傷器まで、各メーカーが提供する代表的な渦流探傷器をピックアップしました。

EddyInspector LXⅡ
ACTUNI

ACTUNI
※画像引用元:ACTUNI公式HP(https://www.actuni.co.jp/ndi/eddy_crnt/eddylx2.html)

難しい操作知識は不要で、タクトタイムの厳しい量産ラインでも全数検査を安定してこなせます。波形が読めなくても自動判定でOK/NG振り分け。JIS Z 2316-2準拠の校正証明書が標準添付され、監査対応も安心です。

寸法(mm・W×H×D)
370 × 149 × 350
重量
約6.5kg

DET-1000
電子磁気工業

電子磁気工業
※画像引用元:電子磁気工業公式HP(https://www.emic-jp.com/products/127/)

設備の保守点検など、現場への持ち運びに適したポータブル型の渦流探傷器です。小型軽量でありながら視認性の高い画面を備え、波形自動調整機能や波形登録機能を搭載。現場での迅速かつ検査業務をサポートします。

寸法(mm・W×H×D)
300 × 245 × 210
重量
約6kg

MX-2000S
マイクロフィックス

マイクロフィックス
※画像引用元:マイクロフィックス公式HP(https://www.micro-fix.co.jp/lineup/eci/mx2000/)

金属加工のインライン向け機器。波形を画面で確認しながら設定変更が可能な高機能モデルです。単品製品の検査と材料状態での検査の2つのモードを搭載し、微小なクラックや巣穴を自動検出し品質管理の効率化に貢献します。

寸法(mm・W×H×D)
370 x 205.1 x 374.1
重量
-

NORTEC 600
ワブテック・インスペクション・テクノロジーズ・
ジャパン

ワブテック・インスペクション・テクノロジーズ・ジャパン(旧:エビデント)
※画像引用元:ワブテック・インスペクション・テクノロジーズ・ジャパン公式HP(https://ims.evidentscientific.com/ja/products/flaw-detectors/nortec-600)

操作性、機動性、耐久性を追求した小型・軽量のポータブル型。5.7インチのVGAカラーディスプレイとIP66相当の防塵・防水設計を備え、航空宇宙分野など屋外や過酷な環境下でも鮮明な信号表示と安定性を発揮します。

寸法(mm・W×H×D)
236 x 167 x 70
重量
1.7kg(リチウムイオン電池を含む)

Mentor EM
Baker Hughes

Baker Hughes
※画像引用元:RasTech Industry(https://www.rastechindustry.com/products/Waygate-Technologies-Mentor-EM-Eddy-Current-Flaw-Detector.html)

多様な検査用途に対応する多機能モデルで、独自のワークフローを構築可能です。無線LANによる結果のリアルタイム確認や画面共有に対応し、手袋を装着したまま操作できるタッチスクリーンが現場の運用を支えます。

寸法(mm・W×H×D)
-
重量
-

Ectane 2
Eddyfi Technologies

Eddyfi Technologies
※画像引用元:ポニー工業(Eddyfi Technologies代理店)公式HP(https://www.ponyindustry.co.jp/products/65.html)

ECTやECAなど多様な探傷技術に対応するハイパフォーマンスな細管・表面探傷器です。高速処理を実現し、内蔵電源による磁気飽和プローブの駆動など、複雑な検査環境でも高いパフォーマンスを発揮します。

寸法(mm・W×H×D)
279 × 254 × 158.8
重量
バッテリーあり:6.8kg
バッテリーなし:5.9kg
もっと見る

MIZ-21C
Zetec

Zetec
画像引用元:ダイヤ電子応用(Zetec代理店)公式HP(https://www.dia-elec.com/products_list/et/ect_MIZ-21C.html)

表面検査アレイプローブに対応した手持ち型の渦流探傷器です。小型・軽量で、タッチスクリーン操作やWi-Fi等のインターフェースを備え、航空宇宙やプラントにおける狭所での検査効率化を支援します。

寸法(mm・W×H×D)
122 × 267 × 38
重量
1.2kg(バッテリ及びカバー装着時)

ELOTEST PL650
Rohmann

Rohmann
※画像引用元:Rohmannジャパン公式HP(https://www.rohmann.co.jp/products/rohmann-eddy-current-testing/elotest-pl650/)

全自動生産ラインに対応するインライン検査機器です。1台で最大1,024個のセンサを制御できる拡張性を持ち、超高速検査と分解能1mmを両立。高調波信号分析で研削焼けなどの材質評価にも対応可能です。

寸法(mm・W×H×D)
482.6 × 177 × 375
重量
10.5kg

STATOGRAPH CM+/CM
日本フェルスター

日本フェルスター
※画像引用元:フェルスター公式HP(https://www.foerstergroup.com/en/statograph-cm-cm)

デジタルフィルタを標準搭載し、きず信号の2次元マッピング表示が可能なインライン向け上位機種です。複雑形状部品における欠陥の特定やパラメータ調整を支援し、タブレットからのWebブラウザ操作にも対応しています。

寸法(mm・W×H×L)
211 × 133 × 317
重量
5.5kg

MultiMac ® II SM
Magnetic Analysis Corporation

Magnetic Analysis Corporation
※画像引用元:Magnetic Analysis Corporation公式HP(https://www.mac-ndt.com/products/multimac%C2%AE-sm)

複数チャンネルの検査に対応し、製造ラインに組み込んで金属管や線材の表面きずを自動検出する探傷器です。複数のプローブを同時接続して広範囲を効率よく検査でき、品質管理の自動化と省力化をサポートします。

寸法(mm・W×H×D)
-
重量
-

aect2000N Atype
アスワン電子

アスワン電子
※画像引用元:アスワン電子公式HP(https://aswan-ect.jp/products/)

周波数を1kHz〜1.8MHzで選べ、材質やきずの深さに応じた検査が可能。多様なプローブを取り揃え、ノイズを打ち消すミキサー機能できず信号だけを見分けやすくします。工場・プラントの保守点検に適したモデルです。

寸法(mm・W×H×D)
300 × 117 × 330
重量
5.6kg

U-21W型
日本電測機

日本電測機
※画像引用元:日本電測機公式HP(https://www.densoku-japan.com/products/page1.html)

一般的な渦流探傷では対応が難しい特殊検査や、リモートフィールド探傷法に特化した専用機です。自社で設計・生産されており、検査対象の材質や要求される検出レベルなど、現場の高度な要求に応じて活用されます。

寸法(mm・W×H×D)
-
重量
-

回転式渦流探傷装置
原電子測器

原電子測器
※画像引用元:原電子測器公式HP(https://www.eddio.co.jp/product/karyu_kaiten/)

鉄や非鉄金属における表面の長手方向のきずを探傷する装置です。自社製作・調整された探傷プローブを使用し、被検査材やきずの性質に応じたカスタマイズが可能。デジタル制御によるデータ保存・再生機能を備えます。

寸法(mm・W×H×D)
400~650 × 420~700 × 410~570
重量
90~250kg

VMEC
NDTアドヴァンス

NDTアドヴァンス
※画像引用元:NDTアドヴァンス公式HP(https://www.ndtadvance.com/eddy-current/vmec.html)

重量わずか150gの手動検査向けUSB駆動超小型探傷器です。2Hz~37MHzの広帯域と高速サンプリング能力を備え、上置プローブから大型の貫通コイルまで接続可能で、金属部品の割れ検査や異材判別に適しています。

寸法(mm・W×H×L)
74 × 29 × 103(突起部含まず)
重量
150g

渦流探傷器とは、金属に高周波の磁界を当てて発生する「渦電流うずでんりゅう」が、きずや材質の違いによって乱れる性質を利用した非破壊検査装置です。表面〜表面直下のクラックや異材判別、焼入れ深さの判定などを非接触で行えるのが特徴で、自動車・鉄鋼・航空機・プラントの保守検査まで幅広い現場で導入が進んでいます。

渦流探傷器が
必要とされる理由

目視では捉えきれない
微細な傷を電気信号で検出する

製造業の品質保証で広く使われる目視検査は、手軽で導入しやすい一方、人の目の特性に依存するため見落としや判定のバラつきが避けられません。渦流探傷器は、目視では捉えきれない微細な傷を電気信号で検出する非破壊検査装置です。

目視検査の限界

微細なきず・ヘアクラックは
肉眼では識別できない

数十μm以下の表面割れやヘアクラックは肉眼では識別不可能。重要保安部品で求められるミクロン単位の品質保証には届きません。

検査員の熟練度・集中力で
結果がブレる

経験値・視力・体調・集中力で判定が変わるため、検査の客観性・再現性が担保できず、品質マネジメント要件を満たしにくいのが弱点です。

検査スピードに限界があり
全数検査が現実的に難しい

1個あたりの検査時間に下限があり、秒単位のタクトタイムには追従不可。結局は抜き取り検査となり、不良流出リスクが残ります。

こうした「品質・
属人化・スピード」の
3つの限界を
まとめて解決
できるのが渦流探傷器

渦流探傷器は、金属に発生させた渦電流の変化を電気信号として捉えることで、目視では難しかった微細なキズの検出や全数検査を実現します。「品質・属人化・スピード」の3つの限界を一気に解決できる点が、製造現場で導入が進む理由です。

渦流探傷器でできること

μm単位のキズも
電気信号で検出できる

数十μmの表面割れや表面直下のクラック、塗装下のヘアクラックまで、肉眼では届かない欠陥を電気的に捉えます。重要保安部品で求められるミクロン単位の品質保証にも対応可能です。

しきい値判定で客観的・
再現性のある検査ができる

きずの有無を「OK/NG」の電気信号で自動判定するため、検査員の熟練度に左右されません。検査データは電子記録として保存でき、トレーサビリティもクリアできます。

秒単位のインライン
全数検査が可能

非接触・前処理不要なため、量産ラインの搬送スピードを落とさず組み込めます。タクトタイムを守り、抜き取り検査では避けられなかった不良流出リスクを低減します。

渦流探傷器の選び方

How to choose

渦流探傷器を選ぶ際は、単にスペックを見るだけでなく、「どこで」「何を」「どのような目的で」検査するかを整理することが重要です。現場の用途に合致した機器を選ぶための3つのアプローチを解説します。

タイプ別に選ぶ

インライン

インライン

生産ラインに組み込んで全数検査を行うタイプです。一般的に、タクトタイムに追従する高速な処理能力と、PLCや搬送機と連動のためのI/O端子が求められます。多品種を扱う場合は、検査条件の切り替えやすさも重要です。

ポータブル

ポータブル

保守点検などで現場へ持ち運ぶタイプです。バッテリー駆動や軽量性、過酷な環境に耐える防塵・防水性能が重視されます。タッチパネル操作やCスキャン表示など、現場でのデータ確認を容易にする機能もポイントです。

業界別に選ぶ

自動車業界の渦流探傷器

自動車業界の渦流探傷器

EVシフトに伴い、シャフトやベアリングに求められる品質水準は従来より厳しくなっています。過検出を防ぐリフトオフ対策や、IATF 16949等に対応するデータ記録・校正証明書の有無が重要です。

検査目的別に選ぶ

「きず・割れ検出」「熱処理不良・異材判別」「腐食・減肉検査」「膜厚・導電率測定」といった目的に応じて適した周波数やプローブが異なります。自社の主な検査目的を明確にし、それに特化した機能を持つ機器を選ぶことが投資対効果を高めます。

きず・割れ検出

表面のクラックやピンホールを非接触で高速に検出します。水や油が付着した状態でも検査できるため、加工直後の部品検査に適しています。複雑形状に対応するプローブ設計や、誤検知を防ぐノイズ除去機能を備えた機器が推奨されます。

非破壊検査とは

Non-destructive testing

非破壊検査は、製品や設備に分解したり壊したりせず内部や表面の欠陥を見つけ出す検査技術です。品質保証や安全確保のために不可欠であり、渦流探傷をはじめ、超音波探傷や放射線透過など多様な手法が存在します。

検査シーン別

渦流探傷器3選

検査シーン別

渦流探傷器3選