渦流探傷器選定ガイド│キズミハル
製造メーカーのための 「渦流探傷器」選定ガイド
製造メーカーの生産技術・品質保証・R&Dに向けた、
渦流探傷器の選定メディアです。
量産全数検査から複雑形状の見極め、試作開発・不具合解析に
適した機器を厳選しました。
製造メーカーの生産技術・品質保証・R&Dに向けた、
渦流探傷器の選定メディアです。
量産全数検査から複雑形状の見極め、試作開発・不具合解析に
適した機器を厳選しました。
渦流探傷器は、検査シーンを起点に絞り込めば、スペック比較に迷い込まず自社の目的に直結する1台に辿り着けます。ここでは代表的な3つの検査シーン別におすすめな機種を調査しました。
| 寸法(mm・W×H×D) |
|---|
| 370 × 149 × 350 |
| 寸法(mm・W×H×D) |
|---|
| 211 × 133 × 317 |
| 寸法(mm・W×H×D) |
|---|
| 279 × 254 × 158.8 |
0:41〜検査の仕方/1:31〜検査画面 が確認できます。
| 試験周波数 | 2、4、8、16、32、64、128、256、512 kHz/600 kHz〜2000 kHz(100 kHzステップ) |
|---|---|
| チャンネル数 | 1チャンネル型/2チャンネル型 |
| 制御入力(I/O) | AUTO、OPE、CLR、BAL、MASK(端子台) |
| 制御出力(I/O) | OK、NG、RDY、OPE、BAD、MARK、WDT(端子台) |
| 寸法(mm・W×H×D) | 370 × 149 × 350 |
| 重量 | 約 6.5 kg |
| 電源 | 単相 AC100〜240 V(±10%) |
| 会社名 | ACTUNI株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 大阪府大阪市住之江区南港東8-2-25 |
| 電話番号 | 大阪本社:06-6612-8502 東京営業所:03-5835-3741 中部営業所:0566-63-6565 |
| 公式HP | https://www.actuni.co.jp/ |
0:35〜検査の仕方/0:45〜検査画面 が確認できます。
検査例は確認できませんでした。
| 試験周波数 | 1、3、10、30、100、300、1,000、3,000、10,000 kHz |
|---|---|
| センサー | 差動センサーまたは絶対センサー |
| ハイパスフィルター、ローパスフィルター | 1Hz~56kHz(28段階) |
| インタフェース | 産業用イーサネット、デジタルI/O |
| 寸法(mm・W×H×D) | 211 × 133 × 317 |
| 重量 | 5.5kg |
| 電源 | 85~265V、47~63Hz |
| 会社名 | 日本フェルスター株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 東京都品川区西五反田1-29-1 コイズミビル6F |
| 電話番号 | 03-6862-7451 |
| 公式HP | https://www.foerster.co.jp/ |
1:12〜検査画面 が確認できます。
| 試験周波数 | 1/3/10/30/100/300/1,000/3,000/10,000 kHz |
|---|---|
| チャンネル数 | 64、128、又は256 |
| 制御入力(I/O) | - |
| 制御出力(I/O) | - |
| 寸法(mm・W×H×D) | 279 × 254 × 158.8 |
| 重量 | バッテリーあり:6.8kg バッテリーなし:5.9kg |
| 電源 | 100-240VAC,50-60Hz |
| 会社名 | Eddyfi Technologies ジャパンオフィス |
|---|---|
| 所在地 | 大阪府大阪市淀川区西中島4-3-21 NLCセントラルビル904 |
| 電話番号 | 06-6195-4864 |
| 公式HP | https://info.eddyfi.com/ja-jp/ |
生産ラインの全数検査に向けたモデルから、現場保守に適したポータブル機、複雑な形状を高精度に捉えるアレイ探傷器まで、各メーカーが提供する代表的な渦流探傷器をピックアップしました。
難しい操作知識は不要で、タクトタイムの厳しい量産ラインでも全数検査を安定してこなせます。波形が読めなくても自動判定でOK/NG振り分け。JIS Z 2316-2準拠の校正証明書が標準添付され、監査対応も安心です。
| 寸法(mm・W×H×D) |
|---|
| 370 × 149 × 350 |
| 重量 |
| 約6.5kg |
設備の保守点検など、現場への持ち運びに適したポータブル型の渦流探傷器です。小型軽量でありながら視認性の高い画面を備え、波形自動調整機能や波形登録機能を搭載。現場での迅速かつ検査業務をサポートします。
| 寸法(mm・W×H×D) |
|---|
| 300 × 245 × 210 |
| 重量 |
| 約6kg |
金属加工のインライン向け機器。波形を画面で確認しながら設定変更が可能な高機能モデルです。単品製品の検査と材料状態での検査の2つのモードを搭載し、微小なクラックや巣穴を自動検出し品質管理の効率化に貢献します。
| 寸法(mm・W×H×D) |
|---|
| 370 x 205.1 x 374.1 |
| 重量 |
| - |
操作性、機動性、耐久性を追求した小型・軽量のポータブル型。5.7インチのVGAカラーディスプレイとIP66相当の防塵・防水設計を備え、航空宇宙分野など屋外や過酷な環境下でも鮮明な信号表示と安定性を発揮します。
| 寸法(mm・W×H×D) |
|---|
| 236 x 167 x 70 |
| 重量 |
| 1.7kg(リチウムイオン電池を含む) |
多様な検査用途に対応する多機能モデルで、独自のワークフローを構築可能です。無線LANによる結果のリアルタイム確認や画面共有に対応し、手袋を装着したまま操作できるタッチスクリーンが現場の運用を支えます。
| 寸法(mm・W×H×D) |
|---|
| - |
| 重量 |
| - |
ECTやECAなど多様な探傷技術に対応するハイパフォーマンスな細管・表面探傷器です。高速処理を実現し、内蔵電源による磁気飽和プローブの駆動など、複雑な検査環境でも高いパフォーマンスを発揮します。
| 寸法(mm・W×H×D) |
|---|
| 279 × 254 × 158.8 |
| 重量 |
| バッテリーあり:6.8kg バッテリーなし:5.9kg |
表面検査アレイプローブに対応した手持ち型の渦流探傷器です。小型・軽量で、タッチスクリーン操作やWi-Fi等のインターフェースを備え、航空宇宙やプラントにおける狭所での検査効率化を支援します。
| 寸法(mm・W×H×D) |
|---|
| 122 × 267 × 38 |
| 重量 |
| 1.2kg(バッテリ及びカバー装着時) |
全自動生産ラインに対応するインライン検査機器です。1台で最大1,024個のセンサを制御できる拡張性を持ち、超高速検査と分解能1mmを両立。高調波信号分析で研削焼けなどの材質評価にも対応可能です。
| 寸法(mm・W×H×D) |
|---|
| 482.6 × 177 × 375 |
| 重量 |
| 10.5kg |
デジタルフィルタを標準搭載し、きず信号の2次元マッピング表示が可能なインライン向け上位機種です。複雑形状部品における欠陥の特定やパラメータ調整を支援し、タブレットからのWebブラウザ操作にも対応しています。
| 寸法(mm・W×H×L) |
|---|
| 211 × 133 × 317 |
| 重量 |
| 5.5kg |
複数チャンネルの検査に対応し、製造ラインに組み込んで金属管や線材の表面きずを自動検出する探傷器です。複数のプローブを同時接続して広範囲を効率よく検査でき、品質管理の自動化と省力化をサポートします。
| 寸法(mm・W×H×D) |
|---|
| - |
| 重量 |
| - |
周波数を1kHz〜1.8MHzで選べ、材質やきずの深さに応じた検査が可能。多様なプローブを取り揃え、ノイズを打ち消すミキサー機能できず信号だけを見分けやすくします。工場・プラントの保守点検に適したモデルです。
| 寸法(mm・W×H×D) |
|---|
| 300 × 117 × 330 |
| 重量 |
| 5.6kg |
一般的な渦流探傷では対応が難しい特殊検査や、リモートフィールド探傷法に特化した専用機です。自社で設計・生産されており、検査対象の材質や要求される検出レベルなど、現場の高度な要求に応じて活用されます。
| 寸法(mm・W×H×D) |
|---|
| - |
| 重量 |
| - |
鉄や非鉄金属における表面の長手方向のきずを探傷する装置です。自社製作・調整された探傷プローブを使用し、被検査材やきずの性質に応じたカスタマイズが可能。デジタル制御によるデータ保存・再生機能を備えます。
| 寸法(mm・W×H×D) |
|---|
| 400~650 × 420~700 × 410~570 |
| 重量 |
| 90~250kg |
重量わずか150gの手動検査向けUSB駆動超小型探傷器です。2Hz~37MHzの広帯域と高速サンプリング能力を備え、上置プローブから大型の貫通コイルまで接続可能で、金属部品の割れ検査や異材判別に適しています。
| 寸法(mm・W×H×L) |
|---|
| 74 × 29 × 103(突起部含まず) |
| 重量 |
| 150g |
渦流探傷器とは、金属に高周波の磁界を当てて発生する「渦電流」が、きずや材質の違いによって乱れる性質を利用した非破壊検査装置です。表面〜表面直下のクラックや異材判別、焼入れ深さの判定などを非接触で行えるのが特徴で、自動車・鉄鋼・航空機・プラントの保守検査まで幅広い現場で導入が進んでいます。
製造業の品質保証で広く使われる目視検査は、手軽で導入しやすい一方、人の目の特性に依存するため見落としや判定のバラつきが避けられません。渦流探傷器は、目視では捉えきれない微細な傷を電気信号で検出する非破壊検査装置です。
渦流探傷器は、金属に発生させた渦電流の変化を電気信号として捉えることで、目視では難しかった微細なキズの検出や全数検査を実現します。「品質・属人化・スピード」の3つの限界を一気に解決できる点が、製造現場で導入が進む理由です。
渦流探傷器を選ぶ際は、単にスペックを見るだけでなく、「どこで」「何を」「どのような目的で」検査するかを整理することが重要です。現場の用途に合致した機器を選ぶための3つのアプローチを解説します。
生産ラインに組み込んで全数検査を行うタイプです。一般的に、タクトタイムに追従する高速な処理能力と、PLCや搬送機と連動のためのI/O端子が求められます。多品種を扱う場合は、検査条件の切り替えやすさも重要です。
保守点検などで現場へ持ち運ぶタイプです。バッテリー駆動や軽量性、過酷な環境に耐える防塵・防水性能が重視されます。タッチパネル操作やCスキャン表示など、現場でのデータ確認を容易にする機能もポイントです。
EVシフトに伴い、シャフトやベアリングに求められる品質水準は従来より厳しくなっています。過検出を防ぐリフトオフ対策や、IATF 16949等に対応するデータ記録・校正証明書の有無が重要です。
「きず・割れ検出」「熱処理不良・異材判別」「腐食・減肉検査」「膜厚・導電率測定」といった目的に応じて適した周波数やプローブが異なります。自社の主な検査目的を明確にし、それに特化した機能を持つ機器を選ぶことが投資対効果を高めます。
表面のクラックやピンホールを非接触で高速に検出します。水や油が付着した状態でも検査できるため、加工直後の部品検査に適しています。複雑形状に対応するプローブ設計や、誤検知を防ぐノイズ除去機能を備えた機器が推奨されます。
非破壊検査は、製品や設備に分解したり壊したりせず内部や表面の欠陥を見つけ出す検査技術です。品質保証や安全確保のために不可欠であり、渦流探傷をはじめ、超音波探傷や放射線透過など多様な手法が存在します。